今年の冬に知り合い（30代・女性）からこんなメールをもらいました。

「先週、子宮頸がんの検診に行った時に便秘と言われ、凄い腸が硬いと言われました。今酸化マグネシウムをもらっているのですが、週に2回ぐらいしかでません。漢方薬で効くものがあったら教えて欲しいです。」

という内容でした。身体は食べたもので出来ているので、2～3日分の食事内容を送ってもらいました。

1/９　朝：パン、サラダ、ヨーグルト

　　　昼：チャーハン

　　　夕：ちらし寿司、サラダ

1/10　朝：パン、サラダ、ヨーグルト

　　　昼：おにぎり

　　　夕：トマト鍋

1/11　朝：パン、サラダ、ヨーグルト

　　　昼：肉まん・あんまん

　　夕：パエリア・スープ、サラダ

このメニュー、何か感じることはありませんか？

まず、便秘の方に朝：パン、サラダ、ヨーグルトはNGです。

なぜなら、身体を冷やす食材と、食物繊維が足りない組み合わせだからです。

ご飯とみそ汁が基本です。

厚生労働省は1日３５０ｇの野菜を摂ることを目標にしています。野菜には身体の調子を整えるビタミン・ミネラルが豊富、他にも食物繊維がたくさん含まれているので、お通じでいらないものをしっかり出すことが出来るので、生活習慣病を予防することができます。

1食、だいたい１２０ｇの野菜は、両手いっぱいの野菜が必要です。

なので、知り合いには、

このメニューのサラダを具沢山お味噌汁に変えて、パンをご飯に変えることから、始めるように伝えました。

（サラダを、お味噌汁に変えると、身体は温まるし野菜もたくさん摂れるし、味噌は発酵食品なので、腸内細菌も元気になり１石3鳥くらいなります。）

野菜が少ないからと、野菜ジュースで補うのはNGです。なぜなら、野菜ジュースは飲みやすくするために食物繊維が抜けているから、便秘の改善にはなりません。

その後も色々フォローして

４か月後・・・

食事をかなり見直して、便秘薬を使わなくても２日に1回は出るようになりました。

サラダも、本人は良かれと思って摂っていたそうですが、野菜として全然少なかったことと、冷やしているなんて思わなかったようです。

野菜、大切です！！

野菜や発酵食品が摂れない時は、

バイオリンクとグロスキューでお腹スッキリ。

島内いぬかい薬局　薬剤師　松澤